
きっちり勝ったが、すっきり終われなかったゲーム。
攻守における詰めの甘さが課題として残る。
| J1 05節 (2010.04.03) @埼玉スタジアム2002 | ||||
| 浦和レッズ | 2 | 1-0 | 1 | 湘南ベルマーレ |
| 1-1 | ||||
| ポンテ(PK) 阿部勇樹 | 45分 56分 90+1分 | 中山 | ||
created by :TextMatchReport :more_info
浦和レッズ (J1 05節 vs湘南)
| エジ | 達也 (63→原口) | ||
| ポンテ | 柏木 | ||
| 細貝 (53→啓太) | 阿部 | ||
| 宇賀神 | 峻希 (81→堤) | ||
| 坪井 | 暢久 | ||
| 山岸 | |||
前節セレッソ戦からのスタメン交代は怪我で離脱したセルヒオに代えてナビで躍動した峻希が右サイドバック、細貝がボランチに移り柏木は2列目へ。今日はホーム埼玉スタジアム2002の記念すべきJ1・100試合目の節目。相手は対戦9連勝中のベルマーレ。「快勝」と呼べる試合を目指したい。しかし、スタジアムは開始前から小雨が降り風も吹き、一気に寒くなってからのゲームスタート。
今日は積極的にゲームに入ったレッズ。ボールをしっかりとキープしてベルマーレを追い込んでいく。中盤のプレスも出足で勝ち、攻めにリズムがある。序盤からチャンスを量産。11分にはエジミウソンとポンテのボールキープからファーサイドにオーバーラップした阿部のシュートが惜しくも枠を外すなど、攻勢に。前がかりになったレッズにカウンターを狙うベルマーレは21分。ゴールキックのボールを縦に繋いで最後はFW中村にシュートを許すも、ここは峻希が体を張ってクリア。守備も安定している。
その後も中盤のきついプレスでボールを奪っては攻め込むレッズ。達也が、エジが積極的にゴールを狙うが、ディフェンシブに構えるベルマーレも必死に耐える。しかし、順調にゲームを支配しているレッズはチャンスは見えるがピンチに陥ることはほとんどなく、安心した試合運び。あとはゴールだけという展開。運動量で守るベルマーレディフェンスも徐々に疲れが見え始め、ファウルでレッズを止めるシーンが目立ち始める。
遂に前半終了間際、先制点を奪う。中盤で阿部からボールを受けた達也が一気にドリブルで仕掛けてエリア内へ。ここで切り替えした達也の足をDF村松が掛けてしまいイエローカード、PKを獲得する。このPKをポンテが落ち着いてゴール左下隅へ蹴りこむ。コースを読んで飛んだGK野沢の反応むなしく、ベルマーレゴールに突き刺さった。これでレッズはリードを奪って折り返すこととなる。
後半に入ってメンバー交代はなし。開始早々、ポンテが持ち上がって右サイドの峻希へ。峻希のクロスに中央で阿部が飛び込むが、惜しくも枠を外してしまう。その後も攻め続けるレッズだが、途中細貝が足を痛めて交代。啓太がボランチの位置にそのまま入る。アクシデントがあっても今日のレッズは崩れない。55分、待望の追加点を挙げる。
エリア外側、やや左よりの位置で阿部が倒されて得たフリーキック。ボールには阿部、エジ、ポンテ、柏木が集まったが蹴るのは阿部。ベルマーレは9人で壁を作ってこれに備える。阿部はファーサイドを狙ってシュート、GK野沢も反応するがボールが低く壁の一番右にいたMF永田の体に当たる。しかしボールの勢いは止めきれず、キーパーとは逆のニアサイドに転がったボールはそのままベルマーレゴールに。ラッキーな形だが2点のリードを奪った。
その後もレッズは攻め続ける。疲労を考慮して達也を原口に交代するが流れは変わらず。阿部が、エジミウソンが、原口が、柏木がシュートを狙うが、精度が低く得点を奪うには至らない。しかし2点差があり余裕を持って闘えているレッズ。残り時間も考慮しながらの戦いになっていく。80分には峻希に代えて堤を投入して守りを固める。ピンチはフリーキックでDFジャーンにヘディングを許した1シーンのみ、攻めでは原口のミドルがバーを叩くなど、チャンスは作れている。
しかし、最後に落とし穴。終了間際、レッズはボールキープで時間を稼ぐプレーが増える。しかし、圧倒的に押し込んでいて、相手もやや前がかりになっている状況、シュートでプレーを終わらせられないところから逆襲を喰らってしまう。中央でFW中村に持ち上がられ、レッズの右サイドに展開。堤がマークを外されてMF坂本がクロス、これを中央でFW中山に押し込まれてしまった。痛い失点を喫したが、リードを守ったままゲームを終えた。
今日のレッズは今季一番の出来といっても良いだろう。最後を除けば。中盤でのプレスも効果的で、攻守の切り替えも早かった。相手が引いてプレスが弱かったこともあるが、ボランチやサイドバックが攻撃の基点となり、特に阿部の積極的な攻撃参加が効果的で、いつゴールを奪えてもおかしくない展開が前後半を通じて展開できていた。惜しむところは決定力、あと1〜2点奪えていれば、もっと楽にゲームを進めることができただろう。
難点はやはり終了間際。この失点ですっきりしないゲームになってしまった。ボールキープで時間を使うのは戦術としてありだが、2点のリード、しかも相手は足が止まっていて攻めるスペースが広大にあっただけに、相手陣内でただキープするよりはしっかり攻め切ってシュートで終わる方が良かったのではないか。あわよくば追加点、外れても守備の陣形を整える時間が取れるし、少なくともカウンターは喰らわない。少人数で攻めきることができる状況だっただけに悔やまれる。
そして一番の課題は、今日のようなゲームを強豪相手に見せられるかどうか。
次節アウェー新潟戦、次々節ホーム川崎戦。
毎年上位に位置するフロンターレとの戦いが、今のレッズの真価を知る戦いとなる。
勢いづけるためにも、今季まだ不調なアルビレックスからしっかり勝ち点を獲りたい。
さあ、いこうぜ浦和。
